[modo 501] 輪郭線レンダリング

modo 501の気になった新機能2つ目は、輪郭線のレンダリングができるようになったこと。以前はわざわざLightwaveにデータを持って行ってレンダリングしていた。確かに、輪郭線のレンダリングはできるようになったんだけど、セルアニメ調になるわけじゃない。

[シェーダツリー]>[最終カラー]に「輪郭」項目があるので「サーフェイス境界」を選ぶと、マテリアルグループ毎に輪郭線が入る。
※プレビューでは表示されない。

「セグメント境界」を選ぶとえらいことになる。これを何の用途に用いるのか、今の所不明。

「輪郭の幅」は単位がpixelsとなっていることから、オブジェクトの寸法に関わらず、最終レンダリングでの幅になる。「距離でフェード」は、オブジェクトの寸法によって輪郭線の幅を決められるっぽい。

輪郭線は簡単にレンダリングできのだけれど、影をセルアニメ調にパキっと分ける方法がよくわからない。オクルージョンを使用して、影をはっきり見せられないか試してみたけど、うまくいかなかった。テクスチャでかき分けているつなぎ目に影を入れて輪郭線っぽく見せる(タイプ:反射)事はできたが、マテリアルを分ければ必要ないので今回ははずした。

「アルファ出力」がデフォルトで有効になっているが、Photoshopでレンダリングした画像を開くと白い縁がついてた。modoのレンダーフレームでは表示されなかったので気づかなかったけど、アフファチャンネルで抜き出すのなら
、白縁があっても問題ないけど、なんか気持ち悪い。他のもので試すと白縁が出ないものもあった。何だろう?

それと、エフェクトをRGBAに設定したContentを追加して、ブレンドモードをソフトにすれば、元の設定した色に近づけられるので、色味を調整するときには便利かも。ガンマ値がいまいちよくわからんしね。

[追記]
Twitterでhibiさんにアニメ調の疑似的な影の付け方を教えていただいた。ありがとうございます!私がアンビエントライトを理解してなかったのでお手数をかけてしまって申し訳なかったな。

グラディエントでオブジェクトの色を2つにパッきり分けて影のように見せているので、実際の影の位置というわけじゃないけど、これでアニメ調に見せる事ができるようになった。このとき、ライトはOFFにしておく。

[追記] 2011/1/14
オクルージョンを使って、影を出してみた。「オクルージョンレイ」と「広角度」を0にする。他はお好みで。
先に設定したアンビエントライトは1.0W/srm2のまま、グラディエントはOFFに。ライトもOFF。

あ、それと今回、白一色でマテリアルグループも1にしてた頭部、胴体、羽の3つは、それぞれマテリアルグループを分けた。

あとはもう、テクスチャ自体に影を描くのが一番的確かも。

[追記] 2011/8/24
グラディエントの「入力パラメータ」を「サーフェイスパラメータ」>「ロケータ入射」に替え、テクスチャロケータを任意の位置に移動させてライトのように扱うことができた。

また今回、影を3段階に分けてみた。前回設定したオクルージョンは非表示にしてる。

これもTwitter経由で知ったグラディエントの動画を見て知ることができた。これでセルアニメ調の影を表現出来る方法がわかったので、解決。

[modo 501] オクルージョン

まだちょっとしか触ってないのでよくわからないけど、気になったところから試している。最初は「オクルージョン」ってやつ。一般にはアンビエントオクルージョン(Ambient Occlusion)、略してAOというものと同じことだと思うんだけど、公式によるとこんな説明がされてた。

オクルージョン・シェーディング

modo 501機能ツアー>レンダリング パート2

modo 501にて、オクルージョンシェーディング機能が、新しいシェーダツリーアイテムレイヤーとしてサポートされました。
このオクルージョンマテリアルは、くぼみ、凸上、スロープの上下などを含む様々なタイプにも対応しています。変化ノイズは、「up/down Slope」という名称で、効果をY軸に沿って拡大させることができます。
また、広がりの角度を調整することができ、同時に、レイの照射する数量を制御するパラメーターを持ちます。例えば、金属質オブジェクトに対して、オブジェクトの端の部分や割れ目の部分は暗い酸化している表面を残したまま、ある部分だけにツヤを持たせるといった表現を行いたい場合に、この機能を使うことができます。

具体的には、影をより自然な感じで追加できるよってことかと。詳しくはググれば詳細に書かれたサイトがいくつか出てきます。

普通に追加するだけだと初期設定で白黒になるので、シーンに応じてブレンドモードを変える。今回は「乗算」にしてみたけど、色も変えられるし、その他パラメータを変更すればよりリアルな設定が出来そうだね。

[modo 401] フォールオフ

modo 501で「フォールオフ」が強化されるのだが、そもそもやり方が全くわからず放置してたので、これを期にちゃんと理解しようかと思って触ってみた。

先にオブジェクトを作成して、「フォールオフ」から任意の形状(「リニア」「円柱」「ラディアル」など)を選択し、左ドラッグでオブジェクトの大きさに合わせる。「移動」「回転」「スケール」などの編集ツールで変形させる。

フォールオフは、「自動サイズ」項目がオプションにある場合、それをクリックするとオブジェクトの中心でサイズもフィットした状態で作成される。

「リニア」「円柱」「ラディアル」はなんとか使い方がわかったけど、この3つ以外がよくわからなかった。どういう時に使うんだろう。

いろいろやっている間に、ピボットがずれるとそちらに吸着されてフォールオフが作成された。でも、そうでない場合もあったり、混乱している。

「ピボット」「センター」の移動させるには、「マテリアル」モードの下に隠れている「ピボット」「センター」モードになっている状態で、クリック(オレンジ色)して、「移動」させる。ただ、動かしてしまったらXYZ:0に簡単に戻せない。「センタリング」ツールが効かないんだよね、なぜだ。

デフォルトでは「ピボット」「センター」は表示されないので、ビューポートのメニュー(右)を左クリックして「表示オプション」で不可視を変更できる。

私は「ピボット」も「センター」も「アクションセンター」も思い通りに制御できないんだよね…。さっぱりわからない。「スナップ」もオブジェクトにフォットさせることができない。やり方が悪いんだろうけど、イマイチ上手く使えないので、触らないようにしておこう…。

「フォールオフ」は501でもっと使い勝手が良くなっているようなので、501が出たらまた勉強してみよう。