GradientでFurの色を調整する。「modo 501 インライン・ヘルプ・システム」の「グラディエント」項目にわかりやすい説明があったので、2つだけテストしてみた。以前から思ってたけど、modoヘルプの説明文はなんかイラっとする。
Furの基本設定
- ベースのMeshを作成し、SDS化([TAB]キーでmodo SDS、[TAB]+[Shift]でPixar SDS)。
- ベジェ曲線でガイドを作成。
- ベースのMeshとガイドであるベジェ曲線を同じマテリアルグループに設定して、シェーダツリーで[レイヤー追加]>[Special]>「Fur Material」を追加。
- Fur Materialの[プロパティ] > [形状とシューディング]で、「最大セグメント数」の数値を上げる。
- Fur Materialの[プロパティ] > [形状とシューディング]で、「基本サーフェイスの削除」「ヘアーシェーダを使用」にチェックを入れる。「放射照度キャッシュを使用」は画面からFurが表示されない場合にレンダリングしないものなので、今回は入れない。
- Fur Materialの[プロパティ] > [GL設定]で、「GLカラー設定」にチェックを入れ、今回は色を緑色にする。
- Fur Materialの[プロパティ]で、[ガイド]を「範囲」にする。その他は適当に数値を変更。
Gradientの追加
Fur Materialと同様に、[レイヤー追加]>[Proseccing]>[Gradient]を追加する。デフォルトでは、エフェクトは「ディフューズの色」、ブレンドモードは「標準」、入力パラメータは「入射」など。
Fur Parametric Length (ファーパラメトリック長)
ファーの繊維の長さに沿ってグラデーションを変化させます。根元で 0%、先端で 100% になります。先端を白髪にしたい? イソギンチャクは作れるかって? おまかせください。
Gradientのプロパティ(テクスチャ) > [サーフェイスグラディエント] > [ファー] > [ファーパラメトリック長]を選ぶ。
Furの根元から先端にかけて、0〜100%の間で色を設定できる。根元が黒くて、毛先が茶髪にしたいときなどに利用できる。
Particle ID (パーティクル ID)
Fur (ファー) の毛や Surface Generator (サーフェイスジェネレータ) のレプリカが作成されると、それぞれに対して、0 から 1 の間の値を持つパーティクル ID がランダムに割り当てられます。入力パラメータで Particle ID (パーティクルID) を選択すると、毛やレプリカはそのランダムな ID をもとにグラデーションから値を取得するようになり、一定の範囲内で色がランダムに変化するようになります。 ファーマテリアルで「ごましお頭」を作るのも、これを使えば楽勝です。
Gradientのプロパティ(テクスチャ) > [サーフェイスグラディエント] > [サンプルパラメータ] > [パーティクル ID]を選ぶ。
0から1までの間で、色を複数設定する。スロープを自動にすれば少ない色数でブレンドされ、スロープをステップにすると、設定した色数だけでランダムに表示される。下図の場合、3色設定されているが、3色目の黄色が1の位置にあるので適用されてないみたい。
複数のGradientをブレンドモードを変更して使用すれば、単調ではなくボリューム感のある髪の毛がつくれそう。